トマト, 冬の観察, 植物の様子, 野菜の様子

トマトの芽には普通のLEDでは効果が若干足りない様子

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こんにちは。PAPA KUNIです。

近頃発芽してきたトマトの芽に日光の代わりにLEDの光だけを日中当てて本葉出現まで辿り着けるかという試みをしていた。



結果としては成長の反応は見られるが若干足りないという感触だった。

注意深く見てみると双葉の間からほんの小さな本葉が顔をのぞかせていたが、本葉すら出ない徒長状態よりはまだましだが、通常の成長とは大きくかけ離れておりこれ以上続けると株がダメになってしまう恐れがあるため、このあたりで実験を中止することにした。

念のため記録しておくと、使っていたLEDはWarmの色の2850K、760Lumens、10Wの電球型LEDで電球でいうと60W程度らしい。日中8時間程度照射していた。


日中LEDの光を当てていたトマトの芽

全くの暗がりと比べると徒長の様子は穏やかで茎は注視して見るとほんのり分かるくらい色づいているような、いないような、どちらかと言うと徒長の特色に近い白のままだったが完全に徒長しているよりはましな様子が感じられた。葉や茎の毛は全く光が当たっていないよりは多めに生えているような気がする。

以前、試しに発芽した芽にLEDを当ててみたところ、光が来る方向に首をもたげていたので若干の効果はあるような気がしていたが、今回、出てきた本葉は小さすぎるものだったので必要な光が十分ではなかった様子である。

この結果から、今回使用したような必要な光線が含まれる量が少ないと思われる普通のLEDだけで対応するには、よほど強い光か、数をかなり多く使わないと効果的な室内での栽培は難しいという感触を受けた。

但し、最低限の延命のためなど補完的に使用することについては若干の期待が持てるという実感もあった。

葉ものの野菜はもとより、結実まで視野に入れるような植物の室内での栽培の場合には特に同じLEDでもより植物栽培に効果的な波長の光線の組み合わせを持つLEDを使う必要がありそうだと思った。

専門的にじっくりと調べれば結構早く結論に達すると思うが、わざとそれをせずに自然の動きの中で知り得た情報や実際に作業と経緯で直面したことを中心に暗中模索状態で試行錯誤してみると気づく楽しみが多い。たまにおかしいなと思ったときに情報や検証で確認すれば、自分が目隠しをしながらどのくらい正しく歩けることができているかが分かるような気がする。まったくもって無手勝流のトレーニングのようだがそれはそれでいいと思う。

こういう小さいことの肌感覚を積み重ねながら完全室内栽培を目指していこうと妄想を膨らませているところ。