サホロフキ, 冬の観察, 山菜, 植物の様子

新たなる挑戦サホロフキ

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こんにちは。PAPA KUNIです。

畑である程度放置栽培できそうな収穫のある植物として山菜は条件が揃っているものが多いような気がする。山菜は本来のイメージからすると山の方とは思うが、畑での栽培にも流用できるのではないかと思う。そういう観点で畑で育てられそうな山葵に続きフキにも挑戦できないものかと思い、まずは様子を観察してみようと思い立った。



フキは茎やフキノトウと呼ばれる花芽を加工して食べることができるメジャーで人気の山菜である。生えるところにはいくらでも生えているようなイメージがあるので生命力も強いのだろうと想像している。

フキは湿気が好きということで水が豊富な土地ならば比較的放置栽培で臨めるのではないかと考えているところ。

フキをいろいろ調べていると大きなフキに興味をそそられた。まずは巨大なオニブキが目に入ったが食用ではないらしいので敬遠した。次に目に入ったのがラワンブキだった。ラワンブキは北海道のフキで4m程度になることもあるという巨大な植物だが持ち出し禁止の指定を受けている様子があったので見送った。ラワンブキについて調べていると品種的には秋田フキであるということが分かった。そこで観察するのはラワンブキのルーツであるという秋田フキにしようと思っていたが、たまたまもう一つ巨大なフキが目に入ったのですぐにそれに決めた。北海道のサホロフキという巨大フキだ。

色々分かってきたせいか少し勢いづいてみたがそういえばスペースは大丈夫だろうかと小さい悩みが渦巻く中、フキは地下茎で育てるということなので取り敢えずサホロフキの地下茎を注文することした。そして、しばらくして悩みも空しくなるような、お店で見慣れている割り箸くらいのフキの茎とは少し違う大きな芽を既にいくつか持っている地下茎が届いた。


サホロフキの地下茎を空いていた鉢に植えてみたところ


ところでイメージしている栽培環境の条件はいいフキの条件に歩み寄っていこうと思っている。

好まれるフキの状態は、青ブキ、水ブキ、外ブキという状態ということだが気を配れば条件を作れそうな気がする。まあ、そんなに甘くはないと思うが前向きのイメージを膨らませてみた。

青ブキは日陰で育ったフキで軟らかくて食べやすく赤ブキは日向で育ったフキでアントシアニンで赤く見えるが少々硬いらしいが、加工されているものは途中で赤は脱色してしまうのであまり見分けはつかない様子がある。つまりは日陰をつくるということだと思うが、大きい葉がある場合は群生してくればおのずと日陰になってくるのではないかとも思う。

水ブキは水を含んだ状態のもので切ると水が出てくるのが分かりやすいサインの様子だ。フキには虫が入り込んでいることが多いということだが、水を含んでいる場合には虫の確率は少ない状態ということだ。フキノトウも虫がついているものは中身を食べられていることもあるという。これはフキが水を吸い上げられやすい環境がいいということだろう。

外ブキは同じ株の中で外側に生えているものが漬物に向いているらしい。内側に生えている内ブキは型崩れしやすいということだ。これは加工や料理の方法や食べる人の好みもあるかもしれない。これは収穫の時に配慮する項目だ。

とまあ、いろいろと有象無象を考えてみるがまずは今回鉢に植えた根株が根ずいてくれることを願いながら観察を始めたいと思う。

というようなことをたまたま遠方に住む親に電話で話したらフキならば家の裏に散々生えているということでそろそろフキノトウの時期なので摘んでみようかということになっていた。少し複雑な思いで電話を切った。