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逆さトマト第一号誕生

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こんにちは。PAPA KUNIです。

この冬の観察で余裕があれば挑戦してみたい課題だと思っていた逆さトマトを試作してみた。



逆さトマトは文字通り天地逆で栽培する方法で空中栽培とも呼ばれている。これも文字通り何らかの方法で吊って空中で育てる方法という意味である。

植物によってある程度の適性はあると思うが栽培できるのはトマトに限らないらしい。

アメリカではおそらくTVの通販が発端で流行ったのではないかと思うが、今となってはそこかしこで頻繁に目にするようになった。

店頭でキットが売られていたり、庭先などに吊るしてあるのをよく見かける。

そんな逆さトマトを試してみたいと長いこと構想を練っていた。

多くのトマトの株を失った中でたまたま空中栽培用に使おうと思っていた株も生き残っており、まだ株が生きているうちに試作品を作ってみようと思い立った。


吊りたての逆さトマト試作品第一号


原理は簡単で、株を天地逆転させ、鉢の底から生えているように仕立てている。

使った株はピートペレットで発芽して透明の小さいプラカップで半水耕栽培的な育ち方をしていた株だ。

資材はその辺にあったものを適当に見繕って使った。

具体的には鉢代わりのプラスチックの入れ物、水耕栽培用に準備していたカットしたスポンジ、その辺にあった不織布、何かが枯れて放置されていた土、吊るすための荷物用のビニール紐、紐を留めるクリップである。

容器にはブドウが入っていた透明プラスチックの入れ物を鉢代わりに使用した。

余りにも簡易なので説明するところもないが簡単な手順は以下の通り。

まずは、準備は以下の感じ。
・入れ物の底に株を通す穴をあける
何とか株が通り、つまんだスポンジが留まる大きさくらいにしておいた。
・株を容器の底の穴に固定するためのスポンジに切れ込みを入れる
・土が漏れないようにする予備策のために不織布に切れ込みを入れる

試作は以下の感じ。
・葉が傷つかないように注意しながら容器の底の穴に株を通す
水を少し切らしてあれば葉をはじめ全体的にしなしな感じなので穴を通りやすいような気がする。
・株の根本付近をスポンジで挟み容器の底に固定する
・容器の内側に土漏れ防止の不織布を切れ込みで株を挟む形で入れる
・土を入れる
・紐とクリップで適当なところに吊るす
・水を十分に注す

以上が簡単だが今回の手順である。

追加コスト0円、作業時間5分くらい。こんな感じでいいのかなという感触。

吊るした後は通常の鉢と同じように水は上から注ぐことになる。

また、容器の上部は通常の鉢の様に他の植物を育てることもできるようなので楽しみは倍増する。

適当に作ったからか早速水を注してみたらぽたりぽたりと少し雫が滴ってきたので改良の余地がある様子だがまずはこのくらいでいいかと作業を切り上げた。

何とか根付いてくれるといいと願っているが、どうだろうか今のところ分からない。

しばらく窓辺に吊るして様子を見てみたいと思う。