地下茎を伸ばす竹はどこまででも根を伸ばしてタケノコを生やしてくる。
時には出所を間違えて家を傾けることもあるという。
そんなことは知っているが竹藪の脇の砂利道でかわいく世の中を覗くように頭を出しているところを見つけるとそれはそれで頑張っている様に見えた。
整備された散歩道なのでいずれは切り取られてしまうに違いない。
タケノコのうちか、少し伸びてからか。
時は近い。
冬から春になり暖かさが増してくる。
植物は敏感に季節の移り変わりを捕えながら生きている。
それぞれのやりかたでそれぞれの生き方をしている。