なんだか怪しげな柄が蠟燭の揺れる光に照らされる。
恐ろしげな洞窟の奥深くに続く暗闇の中に浮かび上がる灯火。
おどろおどろしい演出なのか。
湘南江の島の入り口から島を超えて反対側に位置する岩屋はめっぽう整備された入りやすい洞窟となっていた。
洞窟を進んでいくと奥の方は演出で光を少し落として暗くしてある。
そこで唐突に蝋燭の灯りを渡される。懐中電灯の役割のものだが名前は分からない。
その蝋燭の灯りは、無料で借りることができるサービスだ。正確には入場料に含まれているのか。
子供も小学生以上ならば貸してくれる。蝋燭の灯りを手に持ち、暗闇を行く体験。いい雰囲気に大喜び間違いなし。
洞窟の雰囲気に合った、よく考えられた嬉しい演出だ。
そういえば、沖縄の原人が発見されたという洞窟でも蝋燭の明かりを貸してくれるサービスがあったような気がする。