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子供をIT環境に慣れさせる方法

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こんにちは。PAPA KUNIです。

ここでは、子供が未来のIT環境に慣れるということを少し考えてみたい。

具体的には、iphoneやipadのような最新のIT機器を早くから与え、ITというものを体で覚え、そして、使い続け、来るべき未来のIT環境に慣れるようにするということである。タイムラインはスポーンと飛ぶがそういうことだ。もちろん、これはITに限ることではない。詳細への言及はそれぞれ別の機会にするとして、今回は特に環境づくりについて考えてみたいと思う。




近頃の早い子は、1歳過ぎればiphoneのようなスマホを眺め、1歳半には自分でipadでyoutubeを使いこなしている。これでいい。

もう少しするとyoutubeで検索をし、Googleで自分で知の探究をする。そして、情報発信もするようになるかもしれない。段階を進むに従い、自ら必要なITスキルをどんどん身に着けていく。そして、ITは生活や人生にも大きくかかわっていく。子供はすごい。

吸収できる経験は早いうちに始める方が有利な場合が多い。特にITについては、これから10年、20年後には、今では想像もできない環境で生活をすることになっていると容易に予測できる。20年前にパソコンを始めた人と、今日IT機器を使い始めた人では、素晴らしいIT機器の登場や特別な訓練を積むことを考えなければ、新しいIT環境に慣れるという点では経験の長さが強みに繋がるのは明白である。早く始め、そして続けた人は、目まぐるしく発展していくIT環境のどこを押さえて自分のものにし、どこを無視していいのか体で分かっているからだ。人によっては、今までの流れから将来どうなるかを既に見据えている人も多いと思う。

今の若い世代は物心ついた時には既にインターネットが身近にある環境に育ってきた。そして近頃生まれた子は、更に発展してきたインターネットに加え、生まれた時から既に素晴らしい発展を遂げつつあるIT機器の恩恵を受けることができる環境にある。ITを使い続けている世代は、目まぐるしく発展しているIT環境に順応しながらスキルを高めどんどん成長している。

ところで、経験値がある程度積まれている60代と40代では、作業によっては、単純に仕事のスピードが40倍くらい違うと思う。経験値の差が大きい20代と40代でもITの利用については既に大きく差が開いていると思う。個別に見るともう天と地ほど違うこともあると思う。そうなるともうお互いの存在を認知することすらできないのではないだろうか。ここ2-30年でITの発展と共に、仕事の効率が以前のものとは比較にならないくらい飛躍的に発展してきた。その経験とスキルを持っているかいないかで結果が大きく違ってしまう。内容によっては、一人でかつての何十人、何百人、いや、何万人くらい分かの仕事を一瞬でできるようになってしまった。また、多大な設備投資と労力を使って何とか成し遂げていたことを、指先ひとつのクリックで簡単にできてしまうようなこともある。電話で確認する人とEメールで情報をやり取りする人。もうこれだけで動きの合理性に大きな差がある。今後、ITによって、もっとその差は広げられていく。これは仕事に限ったことではない。このことにピンと来ない人は、少し違うかもしれないが車の免許と車の発展で生活がどの程度変わるか、そして変わっていくかを想像してもらえば分かりやすいかもしれない。ことITについては、どのくらい使ってきたかという経験とどれだけ使いこなせるかというスキルによって生まれる結果の差は、つまり、生活、ひいては人生そのものの差となるといっても過言ではないのである。

ITの環境で生きることを早くから習熟することで、将来大きな開きが出る。これは間違いない。これからの世代は今までと全く違う早いスピードで変化していくIT環境の波に乗らないと生活することすらままならなくなる可能性もある。今時Eメールも使えないようでは何もできないのと同じというのに似ている。今後もITを使ったコミュニケーションはどんどん進歩する。ここに一つのヒントがある。



ITを早くから使いこなし十分な経験と勘がある人間とITを制限されながら育ち経験が十分でなく自分で判断ができない人間には明らかに差がつく。仕事のやり方、効率、スピードや量だけではく、そして、もちろん考え方を含めた生き方そのものにさえも差がつく。この2者の差は、将来時間が経てばたつほど広がり、更に埋められないほどの大きな差となっていく。ITへの慣れがない人や慣れる気すらない人なら尚更追いつくことはできなくなる。差が小さいうちはあまり変わらないような気がするのが大きな落とし穴だ。そして、どんな差になってしまうかは想像してほしい。今も既にこの現象は現実のものとして起こっている。IT環境に早くから慣れさせることは、子供の将来のためになる。これは間違いない。そして、そういう意味で、ITについて、経験とスキルを十分につけることができる環境を作れるかどうかは親の関われるところも大きい。

少し身近な話題に戻る。iphoneを使わせない、ipadを使わせない、インターネットを使わせない、目が悪くなるから、危険だからという風潮を持っている人がいることを感じる。今考えると、これは、テレビを見させない、ゲームをさせない、目が悪くなるから、頭が悪くなるから、危険な情報があるからというのに似ている。

アメリカでこう宣告されることがある。両親が近眼なので子供はほぼ近眼になります、と。眼球の形などでおおよその予測がつくらしい。この場合、目が悪くなるからやらせないという単略的な帰結はおかしいような気がする。体を鍛えたり、遠くや早く動くものを見て目の筋肉を鍛えたりすることは有効なことだと思う。しかし、これはただの個人的な感想だが、ITを使うことについては、決定的な部分に比べるとそんなに重視するほどのことではないのではないかとも思う。

危険な情報については、コントロールの方法を世の中が学び始めている。もちろんそういう社会的な環境があり、そして、親の努力による判断を学ぶ環境もあり、そして、早くからITを使っている子供たちは、情報の扱いに習熟し、既に悪い情報には自ら近づかないという選択肢を持っていたりするのではないだろうかと思う。また、やりたいことをやりたいだけやれたという経験は、子供の将来の心にも大きく関わることになる。この辺にもう一つヒントがある。

ITに拘らず、一つ懸念することがある。何事かにつけ親になったもの自身の理解が浅ければ、子供に慎重を強いる可能性があるということだ。もっと悪い状況としては気づきすらしないこともあるかもしれない。危険に対して慎重なのは大いに結構なことだと思う。いずれにせよ、丁度よさが肝要だ。一方、上記のようなことを考えると、既にITの恩恵をよく理解している親ならば、子供がITにどういう風に接するべきかと考え、できるだけ早くから慣れさせる環境づくりに励むのではないだろうか。親自身がよく分かっていなければ、その間中、いろいろな理由をつけて子供をITから遠ざけるかもしれない。ただ、本質的な意味合いで子供の将来を考えている親ならば世間知らずの自分の無知とエゴで子供に足かせをするようなことは選択肢に入れないと思う。何度も言ってしまうが、子供の環境を整えるのは親の努力のし甲斐のあるところだ。小さい池からしか見えない景色とらわれるのではなく、大きな海の中の子供の将来の選択肢という視点で自分も見るようにし、子供が自分で決断判断し、自ら育つことができる環境を整えていくのが良いのではないだろうか。それは、実はその時には子供には見えもしないだろうし、人にもよるであろうが、必然的に親にとって多少なりとも暗中模索の努力と自分の心との絶え間ない葛藤で子と共に成長をしていく重要な場面となるのではないかと思う。そういう環境であるならば、子供は、好きなことを好きなだけする中でも、自分の判断と決断で前に進むことができるようになると思う。子供を信じ、その可能性を奪わないようにしたいと切に願う。

というようなことを考えるのはいつでも親で、子供は好きなことを好きなだけしていればいいと思う。いつでもその助けとなろう。