初夏の暑い日、あまりの日差しの強さに視線を落とすとヨットのタイルが歩道に埋め込んであった。
海の街に来たといういい雰囲気を感じる。
江の島の歩道に埋め込まれているヨットの絵柄のタイル。
気づかずに歩いて過ぎてしまえばただそれだけのこと。
もちろん夏にだけ特別に埋め込んでいるわけではない。
ヨットがこの街を表現する一つなのだと思う。
ただ、この何気ない一枚でも夏に見ると夏の江の島に来たという気分を高揚させてくれる効果があるような気がする。
季節はずれには遠い夏を想うノスタルジックな気分を感じるかもしれない。
暑い夏の日も、寒い冬の日も、雨でも曇りでも、楽しい日も忙しい日も、じっと佇んでいるカンバン。