かつて北米シカゴのサウスサイドには危険が満ち溢れていると言われていた。
都市開発で幾分マシになったところもあるようだが、まだ、その雰囲気が残る地域は多いだろう。
雰囲気どころか、まだまだ油断ならない地域もあるだろうと思う。
サウスサイドで昼下がりに街中に迷い込む。
気づくと景色はいつの間にか荒廃した雰囲気に変わっている。
ぱっと見、人っ子一人いなくても何故か危険を感じるところもある。
物陰からじっとこちらの様子を窺う人たち。
見慣れない通行人への目線。
立ち入らないのが一番いい。
立ち入ってしまったら、草々に立ち去るのがいい。
危険には初めから近寄らず、もし、近寄ってしまっても静かに遠ざかるのがいいかもしれない。