延々と続く荒野の一本道を行く。
澄み渡った真夏の青空。
広い荒野を続く土の道の果てにあると錯覚させられる遠い山々が地平線の様に見える。
前にも後ろにも、そして、もちろん荒野にも見渡す限り誰もいない。
北米西部の山岳地帯に位置するワイオミングには荒々しい自然がまだ多く残っている。
整備された主幹道路を逸れると突然荒野に放り出されることも多い。
荒野に続く幅の広い土の道にはアメリカンサイズの大きな車体の四駆が似合う。
荒野は果てしなく広がり、目的地はまだ遠い。
ナビゲーションは既に道を示していない
車の位置だけがポツンと表示されている。
手書きの地図で目印を確認する。
真夏の冒険はまだまだ続く。