語る写真の試み

茂みの先の夏っぽい景色



夏を目前に控えて茂る緑。

その先を見ようと何とか分け入ると、そこには青い空に映える白いビーチが広がっていた。

カラフルに並べられたカヌーの色彩が色覚を通じて脳裏を刺激する。

ノスタルジーを含む夏っぽい景色。





青空に輝る太陽。

白く広がる砂浜。

豊かな水。

カラフルなカヌー。

茂る緑を分け入る感覚。

広がる景色への感動。

何かを憶えているが何を憶えているかは分からない。

もちろん、その日のことを詳細に覚えているわけではない。


夏の要素。

五感を刺激する構成。

その風景が作り出されたシチュエーション。

過ぎ去った時間。

何かしらの感覚や感情を起こしているものを具体化できれば分かることも多くなるかもしれないとも思う。

だが、あがいたところで心の中に何が起こっているのかはなかなか捉えきれないとも思う。

同じものでも見る人によって感じることは違う。

同じような人生でも生きる人によって人生はそれぞれ違う。