語る写真の試み

荒々しく迫る前線



大陸の前線はど派手だ。

大きな大気のうねりが作り出す不思議な雲に広大な空の下にいることを思い出させる。

気圧の境目にある荒々しい前線の雲は、強烈な空気の塊が迫っているという激しい印象を植え付ける。





アメリカでは、大陸のせいか、季節のせいか、前線が通る時にはド派手な雲が出現することがある。

見たことがなければこの世の終わりが来たかと思うような強烈な印象を持つ。

どこかで見た想像を絶するような激しく荒れた天候の絵は、実は現実を映したものだったということを認識することができる。

激しい雲、派手な光と色、感じる巨大な空気のうねり。

そこから想像を膨らませるならば、更に理解を超えた創造の世界を描けるのかもしれない。