語る写真の試み

暑さ和らぐ環水平アーク



初夏、暑い日の昼下がり、眩しい青空に水平に伸びる七色の光。暑さを忘れてしばし空に見入る。

虹のような、そうでないような。でもなんだか見れていい気分。





これは環水平アークという空の上の冷たい空気の中の氷の粒がもたらした現象であるという。それを知ると少し涼しい気持ちになる。

見上げるほど高い位置には現れない現象ということで、正確には、太陽の下46度の位置に出現するらしい。色の並び方は虹とは逆ということだ。

専門的に研究する人はすごい。よく観察して、正しく分類し定義づけていく。たまに間違っているときもあり、たまに見つけられなかったということもある。それでもいい。いつまでたっても発見の連続で楽しい。

決まったことに決まってない部分がある。決まったのに全然違ったと後で気づくこともある。決まった部分に安心感を覚える。決まっているということに安心感を覚える。決まっていないとストレスがたまる時もある。

でもそういうことを考えないでいい時には、いいところを見るようにしていればそれはそれでいいのかもしれない。