あるの夏の最中。
強烈な日差しが夏の空気を演出する。
ワイルドに茂ったブラックベリーのブッシュに実が生っている。
延々と続くブッシュ。
ここかしこで熟しかけている実の集まりが目を捕える。
強烈な日差しに照らされながら青い実が赤くなり、そして、黒く色づいていく。
足は熟した実を追っていく。
まだ花が咲いているブッシュでは蜂が定期巡回している。
上空では鳥が色づいた実を狙っている。
ある真夏のシカゴ郊外。
たわわに実ったブラックベリーを摘む。
ピントと呼ばれる入れ物に山積みいっぱいに放り込む。
たまに美味しそうな実を口に運ぶとフレッシュで美味しい。
思い出の中にあるその瞬間のイメージは、そこへ赴きたいというもう叶わないかもしれないことをいつまでも思っている心を、たまに現れてはくすぐり続ける。