こんにちは。PAPA KUNIです。
空中栽培用に簡易に作ってみた逆さトマト試作品第一号が逆さに吊るしてから間もなく新しい葉を出してきた。
この試作品に使った株は少し弱り気味の株だった。
当初は全体的に葉の色が褪せかけていたが、逆さに吊るしてから間もなく株の先端部分を反り返らせていた。
今回、間髪入れずに色のいい新しい葉が出てきているのを発見した。
逆さに吊るしてからすぐに株の先端が反応したことについては、素人的な感触で考えると株を天地逆さまにしたことによる重力の影響で先端に水分や栄養が溜まったような印象がある。
そう感じるもう一つの事象は対照的に一番根元に近い古い葉が急激に枯れてしまっていたことだ。
例えば、冬に室内に置いてある鉢植えの株が萎れる原因の一つとして、肥料のやりすぎで浸透圧で根の水分が奪われて根が痩せて葉が肥焼けするというような仕組みがある。そういう物理的、化学的な影響が植物には結構ストレートに現れる。ちなみに肥料やけが疑われるならば大量の水、土が乾いていれば水をやる、湿っていれば棒で土をぐさぐさ刺しほぐして空気を入れてやるというような対策がある様子だ。
そんなこともあるので本当は細かいことはよく分からないが植物に関する事象は実は一般的な法則に基づいて起こっていることが多いので結構感覚的に感じたことでも後で確認してみると当たらずも遠からじということでよく正解に近いことがある。
もちろん専門的な視点で見ればいろいろと突っ込みどころがあると思うが、目的によっては結果が良ければそれでよしという部分もあると思う。
そんなことを考えていても、勘だけでは思う通りにうまく植物を扱うことはなかなか難しく後で考えるとなんでそんな簡単なことでと思うような失敗も多い。しかし、無手勝流の極意を会得するには妄想も含む多くの失敗の中から一つの成功を拾う試行錯誤が欠かせない。
にっちもさっちもいかない時には専門的なものを読んでみることもあり発見も多い。一見遠回りに見えるが、自由に結果を得られるようになるために試行錯誤で勘を養うことは大きな目的の一つで、そして大きな楽しみでもあるのでそれはそれはよしとして楽しんでいる。
漠然とした結論となってしまったが、何とか勘所を会得してじりじりと牛の歩みを進めていきたいと思う。