旅先の見知らぬ地。
周りには鉄道以外ほとんど何もない郊外。
何もない道沿いに突然現れた目的の店の前に行先案内板が見える。
開店まで時間があるので周囲の探索でもするかとカンバンに近づいてみる。
どれどれこの辺には何があるのかな。
よく見てみようと見上げて矢印型の表示を凝視。
More Shops、 More Shops、 More Shops。
どちらに行ってもMore Shops。
らしい。
あっちに行っても店、こっちに行っても店。
店の名前すらない。
確かに何もない地域の中でここだけ少し店があるがこれはあんまりだ。
よく見ると行先案内板の下には町のアニバーサリーの宣伝。
このカンバンは街の宣伝のために古い良き街の雰囲気を演出しているだけなのかもしれない。
いや待てよ。
もしかするとこの地域でも店が頻繁に入れ替わるようなことがあるのだろうか。
北米西部オレゴン州の郊外での出来事。
周辺は緑が多く気持ちの良い景色が続く。
オレゴンは緑が豊かな地域。
よく言えば古き良きアメリカ、少し踏み込めば緑が深いことも含め昔の退屈な田舎のような雰囲気を残す。
子供が大好きないい雰囲気のアニメ怪奇ゾーン・グラビティフォールズの舞台でもある。
オレゴン州の野菜は美味しい。
特にトマトを中心にどの野菜も瑞々しく味がよかった。
直感的には緑が多く水がいいからかもしれないと感じたのが未だに印象深い。