語る写真の試み

期待する瞳



打ちひしがれていても笑顔で。

目の前に現れた目新しいキラキラに期待で心が弾む。

ボロボロになってしまっている自分はおかまいなしで瞳だけは未来に向かって光輝く。





公園の地面に顔らしいものを発見した。

暫し立ち止まりじっと見つめる。

見た瞬間にパッと脳裏に浮かんだイメージは何だったのかじっくりと心に問いかける。

だんだん想像が膨らみ、イメージが言葉に置き換わる。

そしてパチリとシャッターを切った。


そして写真になった画像に対しては、見る人によって浮かぶイメージが違う。

浮かばない人もいるかもしれない。

連想するものも違う。

感じるものも違う。

想像するものも違う。

選ぶ言葉も違う。

見る人の背景も人それぞれ違う。

写真はそういう変幻自在の無限のメッセージを含んでいるのかもしれない。