インド人街のグロッサリー。もちろん本場のカレー関連の食材も手に入る。
市街の北側に位置するインディアタウン。本格的なカレー屋やインドのスイーツの店もあり、雑踏の街は一角だけインドを切り抜いて持ってきたような雰囲気。
もちろん英語を話しているが、ヒンドゥーも通じることが多い。表記もインドの言葉が目に付く。人懐っこくすぐに話しかけてくれる。
民族が作る街が明確な存在感をもって至る所にあるということはシカゴの特色の一つかもしれない。
イメージしやすいのはチャイナタウン。日本の横浜にも古くから存在する。独特の存在感だ。異国の地で生きる同郷の人々の生活を支えることができる。
シカゴにもチャイナタウンはある。そして、インディアタウン、リトルイタリー、コリアンタウンなど地域の特色となる地域名で数多く存在する。
サンフランシスコのリトルトーキョーは、大きい施設を除き、ほとんどが韓国人や中国人と入れ替わってしまい名ばかりとなってしまったようだ。
それぞれの街のグロッサリーに行くと、その国の特色のある食材が並ぶ。本格的な料理をしたい人にはうれしいシステムかもしれない。
街を歩く人はその国の独自の格好をしている人も多い。言葉もそれぞれの国の言葉が飛び交う。そういう異文化の様子を観察できるところも楽しい。
日本の食材を買うには郊外の日系マーケットが一番。市街ならばコリアンマーケットやチャイナタウンで似たような食材が手に入る。
遠く異国の地に根を張っても、忘れられない故郷の心というのがあるのかも知れない。