語る写真の試み

遊泳禁止は危険の予感



南国気分の白いビーチへの入り口に遊泳禁止の看板。

真っ白い砂浜に続く道。きれいな海に違いない。遊泳禁止を告げる看板が南国のバカンス気分を打ち砕く。

そんな楽しい気分にわざわざ水を差すには何か理由があるはず。





フロリダは南国の雰囲気だ。どこまでも続く白い砂浜に青い空、青い海。

そこに降り立つと、半島の海は思ったより荒れている。あるところでは砂浜を容赦なく削り取る。あるところでは強力な潮のうねりがすべてを粉々に磨り潰す。

サメもいるかもしれない。この付近にはサメの歯の化石が延々と浜に打ち上げられるところもある。メガロドンという超巨大な古代サメの歯の化石は10センチを超えるという。

恒常的なカンバンが設定されているということは、単なる一時的な危険ではないことを示している。

砂浜を削り取る荒波か、すべてを粉々に磨り潰す潮のうねりか、すべてを持ち去る離岸流か、はたまた、恐怖の獰猛なサメか。過去に何か事故があったのかもしれない。

遊泳禁止は危険の予感。