危険な日本海の荒波からの被害を防ぐためにテトラポットが配置された。
それでも釣りなどで危ない場所に立ち入る人は後を絶たないのだろう。
立ち入り禁止ではない所ですら危険な場所は多い。
度重なる事故のせいか、テトラポットを配置した事業の一貫か、立ち入り禁止となっている場所への注意喚起のカンバン。
よく見ると守るはずのテトラポットが悪い笑顔で牙をむく。
スケボーで失敗してテトラポットに守られている海に転落している人も見える。
釣り人に迫りくる荒々しい大波を待たずに勝手にバランスを崩してテトラポットから転落しそうな釣り人もいる。
重ね重ねテトラポットを襲いつつある荒々しい大波は何故か無表情である。
細かく見ると面白い。
なんとなく見るとなんとなく伝わる。
字を事細かく読まずとも、絵の内容を凝視せずとも、パッと見た時に何となく危険が伝わる不思議。
伝えようという気持ちかもしれない。