他人の山でもヒノキや杉など育てている木にツタが絡んでいるのを見たらひと手間を惜しまず切っておくのが杣の良い習わし。
蔦は放っておくと木に絡みつき、長い年月をかけて木の形状を変えてしまう。
誰も見ていな山奥でも見栄えのいい木を育てるという大きな志があるのかもしれない。
公園の檜に蔦が纏わりついていても過行く通行人によって切られることはない。
巨木を覆わんばかりに繁る蔦もある。
鑑賞を楽しむ目で見れば自然の演出にも感じられる。
それぞれの立場でそれぞれの見方がある。
その時代ごとにその時代ごとの見方がある。
色々と知ればいろいろと分かる。